この記事では、私の立ちくらみや貧血の悩みを解消してくれた、鉄玉子についてご紹介します。
以前、立ちくらみ(立ち上がったときに起こる軽いめまい、ふらつき)がちょくちょくあって、そのころに受けた健康診断の血液検査で「鉄分不足」と判断されました。
女性は特に鉄分不足になりがちなんですよね。めまい、疲れやすい、冷え性、顔色が悪い、イライラなど、体調に影響を与えます。
レバーやホウレン草、大豆など食品から鉄分を摂取するのもいいけれど、もっと効果的に鉄分不足を解消するものはないのかなと探して、南部鉄でできた鉄玉子を試してみました。
貧血や鉄分不足でお悩みの方は、この記事をぜひ参考にしてくださいね。
鉄玉子の効果的な使い方は?

鉄玉子の使い方はとっても簡単、洗った鉄玉子を鍋や炊飯器に入れるだけです。鉄玉子から溶け出す鉄分で、栄養価が上がり、食べ物の味も良くなります。
- 炊飯:お米を炊くときに入れると、ふっくらとした炊き上がりに。
- 煮物:野菜や肉の煮物に入れて、うま味アップ。
- スープ:具だくさんのスープに入れると、コクが出ます。
- 茹で料理:パスタや野菜を茹でるときに使うと、鉄分補給に。
- 漬物:漬物を作るときに入れると、色よく仕上がります。
鉄玉子を使うと、料理の味が良くなるだけでなく、鉄分も効率よく取れるので、健康的な生活の助けになります。どの料理に使っても、食材の味を邪魔せず、むしろ引き立ててくれますよ。
鉄玉子の効果的使い方・お湯を沸かす場合
やかんや鍋に入れてお湯を沸かす場合は、沸騰しても火を止めずに、そのまま5分ほど沸騰させておくのがポイント。
1Lのお湯で沸騰時に0.042mg、3分で0.050mg、10分で0.069㎎の鉄分が溶けだします。
うちはIHで沸かしていますが、特に問題はありません。素材がアルミ、ホーロー、ステンレス、土鍋でも、鉄玉子は利用可能です。
鉄玉子は重いので、そっと入れるようにしてくださいね。
鉄玉子を入れて沸かしたお湯は色や味が変わることはなく、匂いもありません。白湯で飲むと口当たりがなめらかになるような気がします。
ただ鉄玉子をそのまま水の中に入れっぱなしにしておくと、鉄のニオイがしたり、味がサビっぽく感じるかもしれません。必ず取り出してくださいね。
鉄玉子の効果的な使い方・みそ汁の場合
みそ汁を作るときは、ダシを入れてから鉄玉子を入れて沸騰させ、その後に味噌を加えます。
一般的なみそ汁の作り方は具材を先に入れるのですが、みそを最初に加えることで、温度の低下を防ぎ、みそが均一に溶けます。
味噌が溶けたら具材を入れます。具材の旨味とみその味がしっかり組み合わさって、おいしいみそ汁ができあがります。
鉄玉子の効果的な使い方・お茶の場合
鉄玉子で沸かしたお湯でお茶を作る場合、緑茶やコーヒーなどに含まれるタンニンが鉄分の吸収を阻害する、と言われていますが、直接的な影響は少ないという報告もあります。
もし不安に感じるようなら、タンニンの含まれていない麦茶や、タンニンが少ない玄米茶、ほうじ茶でお試しくださいね。
鉄玉子の料理以外の使い方
鉄玉子は鉄分が取れるだけではなく、
- 貝の砂出しに一緒に入れると、早くキレイに砂をはく。
- 黒豆を煮る時に一緒に入れると、黒豆の黒色が冴える。
- ナスと一緒に漬け込むと、ナスがきれいな紫色の仕上がる。
- 花瓶に入れると花が長持ちする
- 水道水のカルキのにおいを消す
など、他の使い方をすることもできます。
鉄玉子の寿命は何年?長持ちの秘訣はお手入れ方法!

鉄玉子の寿命は、使い方とお手入れ次第で大きく変わります。きちんとお手入れを行い、錆びないように管理することで、数年から10年以上使うことが可能です。
うちの鉄玉子は7年目、サビることなく活躍しています。
長持ちさせるコツは、水分をしっかりふきとって、空気に触れさせないこと。時々油を薄く塗ると、錆びにくくなります。
鉄玉子のお手入れ方法は?
鉄玉子を熱いうちにやかんや鍋から取り出してキッチンペーパーにのせると、余熱で水分がすぐに蒸発していきます。料理に使ったときはよく洗ってから、乾いた布で水分をふき取ってくださいね。
鉄玉子の水分がなくなったら新しいキッチンペーパーにくるんで、ジップロックに入れて空気に触れないように、乾燥した場所に保存します。
ただ、鉄玉子のサビは、鉄分が空気や水とくっついてできるもので、体に吸収しやすい鉄分になっています。健康に害はないので、そんなに神経質にならなくても大丈夫ですよ。
どうしても鉄玉子のサビが気になるときは、お茶パックに入れて使うのもおすすめです。
鉄分は飲みすぎると体に悪い(過剰に摂りすぎると便秘や胃腸障害を起こすことがある)ので、鉄玉子を使うときは水の量や沸かす時間を調整してくださいね。
鉄玉子のサビのとり方は?
鉄玉子のサビを簡単に落とすには、
- 水で洗ってキッチンペーパーでこする
- 歯ブラシなどで軽くこする(金属たわしで強くこすると、錆びやすくなるので逆効果です!)
- お茶を浸した布でこすり落とす
鉄玉子のサビが広範囲で気になるときは、緑茶のパックや茶殻を鉄玉子と一緒に鍋に入れ、沸騰させた後、弱火で約30分間煮ます。
その後、水洗いしてからキッチンペーパーで水分を取り除きます。お茶に含まれるタンニンが鉄玉子のサビに反応して、さらに表面に膜を作って、一時的にサビを予防してくれます。
鉄玉子の錆びを洗剤を使って洗っては絶対にダメなので、そこだけは注意してくださいね。
※鉄玉子を初めて使う時は、触ると手が真っ黒になります。お湯でよく洗ってから、お使いくださいね。
使わないときは、湿気の少ない場所で保管するのがおすすめ。こまめな手入れを心がければ、長年愛用できる調理器具になります。
炊飯器での鉄玉子の使い方と注意点は?
炊飯器に鉄玉子をいれてご飯を炊くときは、炊く直前に鉄玉子を入れ、炊きあがって約10分後に鉄玉子を取り出すと、おいしいご飯が炊けます。
注意点としては、鉄玉子が炊飯器の内釜に直接当たらないよう、お米の上に置くこと。最初は少し黒ずむことがありますが、心配いりません。
鉄玉子を取り出したあとは、よく洗って乾かしましょう。炊飯器に入れっぱなしにすると、さびの原因になります。この方法で炊いたご飯は、ふっくらとして美味しく、鉄分も摂取できます。
炊飯器の予約タイマーでご飯を炊く場合、鉄玉子を炊飯器に入れっぱなしにしておくと錆びてしまいます。
鉄さびは健康に有害ではないのですが、お手入れの手間を考えたらタイマーで炊くときは鉄玉子は入れない方がいいかもしれません。
※金属アレルギーの方は、使用しないようにしてくださいね。
炊飯器で使用不可の鉄玉子もあるので、同梱されている注意書きを確認してくださいね。(錆びにくい加工がされたダクタイルシリーズの鉄玉子は炊飯器には入れられません。)
電気ケトルに鉄玉子を入れても大丈夫?

ティファールなどの電気ケトルに鉄玉子を入れるのは、おすすめしません!
1.電気ケトルの内部が傷つく可能性がある
電気ケトルの内部は通常、プラスチックや薄い金属でできています。鉄玉子は重くて硬いので、ケトル内部に傷をつけたり、へこみを作ったりする可能性があり、ケトルの寿命が縮むかもしれません。
2.電気ケトルから鉄玉子が取り出しにくくなる可能性がある
電気ケトルは開口部が狭いことが多いです。鉄玉子を入れると、取り出すのが難しくなることがあります。特に、熱いお湯の中から取り出そうとすると危険です。
3.電気ケトルは短時間で沸騰するため、鉄分があまり溶け出さない
電気ケトルは短時間で水を沸騰させます。鉄玉子は5分ほど沸騰させると鉄分が溶けだすので、電気ケトルだと沸騰が早すぎて、十分な鉄分が溶け出さない可能性があります。
4.安全機能への影響
多くの電気ケトルには、水が沸騰したら自動的に電源が切れる機能があります。鉄玉子が入っていると、この機能が正しく働かなくなる可能性があります。
5. 電気系統への影響
鉄玉子が電気ケトルの発熱部分に直接触れると、電気系統に悪影響を与える可能性があります。最悪の場合、ショートや故障の原因になるかもしれません。
6.衛生面の不安
電気ケトルは内部を十分に洗うのが難しいです。鉄玉子を使用すると、ケトル内部に鉄分が付着し、その後の使用時に不衛生になる可能性があります。
鉄玉子を使うなら、普通の鍋でお湯を沸かすのがおすすめです。ゆっくり沸かすことで、より多くの鉄分を水に溶かし出せます。安全で効果的な使い方を心がけてくださいね。
鉄玉子の選び方と購入時のポイント

鉄玉子と言っても、丸い球になってるものや、平たい楕円形のもの、かわいいキャラクターものなど、いろんなタイプがあります。
私が初めて鉄玉子を購入したのは雑貨屋さんで、スヌーピーやドラえもんなどのキャラクターものしかありませんでした。
スヌーピーの鉄玉子を買ったんですが、首のくびれの部分のサビが取れなくて洗いにくくて…お手入れがちょっと面倒だったので、楽天で買いなおしました。
南部鉄の玉子形は鍋の中でコロコロ転がるような気がして、平たくて丸い形のものを選びました。このタイプはお手入れがしやすくておすすめです。
鉄玉子はインターネットや雑貨店(ロフト)などで買うことができます。
ホームセンターでも見かけることはありますが、種類は多くないです。ドラッグストアやドンキ、無印良品では見たことがありません。
見比べて購入するなら楽天やアマゾンなどの通販サイトでの購入がおすすめです。
鉄玉子以外でも、南部鉄器で作られた急須やフライパン、鍋などを使って料理すれば、少しずつ鉄分が溶けだして体内に取り込むことができます。最近は、IHに対応した南部鉄器のやかんもあります。
鉄玉子の口コミ評判は?
鉄玉子の口コミ評判をご紹介します。
鉄玉子の悪い口コミ
- 手入れ:「使用後のお手入れがちょっと面倒」「放置すると錆びやすいので気を使います」
- 味の変化:「鉄っぽい味がすることがある」「慣れるまで違和感があった」
- 重さ:「思ったより重くて、扱いにくいことがある」
- 炊飯器への影響:「長期使用で炊飯器の内釜に傷がついた」
- 効果の実感:「すぐには効果が分からず、続けるのが難しかった」
「最初の手入れが少し面倒」という声がありましたが、使い方に慣れれば問題ないようです。
目に見えての効果は感じないかもしれませんが、立ちくらみがなくなるなどの変化があると、鉄分がちゃんと取れているんだなって実感できます。
悪い口コミの多くは、使い方やお手入れ方法を工夫することで解決できるような気がします。
鉄玉子の良い口コミ
- 栄養面:「貧血気味でしたが、毎日の料理に使うようになって体調が良くなりました」
- 料理の味:「ご飯がふっくらおいしくなった」「煮物の味がまろやかになった」
- 使いやすさ:「洗って入れるだけなので、とても簡単に使える」
- 経済性:「値段の割に長く使えるので、コスパが良い」
- 子育て:「子供の好き嫌いが減った気がする」
「料理の味が良くなった」という口コミが多くありました。健康面での評価も良く、「貧血気味だったが、毎日の食事で鉄分を取れるようになった」という喜びの声も。
たくさんの人が鉄玉子を毎日の料理に取り入れて、その効果を実感しているようです。
鉄玉子で作る簡単健康レシピ3選
鉄玉子で作る簡単なレシピを3つご紹介します。
1.鉄分たっぷりスープ
野菜と鶏肉を入れた鍋に鉄玉子を入れて、20分ほど煮込みます。栄養満点の美味しいスープの完成です。
2.ヘルシー炊き込みご飯
お米、野菜、鶏肉を炊飯器に入れ、鉄玉子を加えて炊きます。彩り豊かで栄養バランスの良いご飯ができます。
3.鉄玉子茹でたまご
鍋に水と鉄玉子を入れ、沸騰したら卵を加えて7分茹でます。鉄分が豊富な茹でたまごの出来上がりです。
これらのレシピは、どれも簡単で栄養価が高いです。鉄玉子を使うことで、普段の料理が健康的になります。家族みんなで楽しめるおいしいメニューなので、ぜひ作ってみてくださいね。
まとめ:鉄玉子で毎日の食事を健康に
鉄分は新陳代謝に使われる、毎日持続して補給しないといけない、生きていくためには絶対必要な栄養素。でも、食品から補給するのはとっても大変なんですよね。
鉄玉子は、炊飯や煮物などいつもの料理に使用するだけで、美味しさUPと鉄分補給をかなえてくれます。
使い方はとっても簡単、洗って料理に入れるだけ。丁寧にお手入れすれば、10年以上使えるので経済的です。
鉄玉子を使い始めて2年目から、健康診断の貧血検査も問題なくなり、立ちくらみが起こることもなくなりました。
疲れ知らずの身体を手に入れたいなら、ぜひ南部鉄玉子を使ってみてくださいね。