「シニア向けの電動自転車は、軽いものを選んだ方がいい?」
「小柄でも乗りやすいのはどれ?」
「重い電動自転車を押したり、駐輪したりできるか心配」
電動自転車は坂道や買い物の移動を助けてくれる一方、一般的な自転車より車体が重いため、乗っているときだけでなく、乗り降りや取り回しまで考えて選びたいところです。
特にシニア世代では、「軽いものがいい」「またぎやすいものがいい」など、気になるポイントによって選ぶ電動自転車も変わってきます。
この記事では、軽さを重視したい方、小柄な方、乗り降りのしやすさを重視したい方に分けて、候補になる電動自転車を3台紹介します。
あわせて、購入前に確認しておきたい車体の扱いやすさや試乗のポイントも整理しました。
「シニア向け」という言葉だけで選ぶのではなく、自分が無理なく扱える一台を見つけるための参考にしてくださいね。
シニア向け電動自転車は軽さだけで選ばない
電動自転車を選ぶとき、「できるだけ軽いものがいい」と考える方も多いかもしれません。車体が軽ければ、駐輪場で動かしたり、降りて押したりするときの負担を抑えやすくなります。
ただし、シニア向けの電動自転車は、軽さだけで決める必要はありません。
たとえば、乗り降りするときに足を上げにくい方ならフレームのまたぎやすさ、小柄な方ならサドルの高さや適応身長も確認したいポイントです。
また、近所の買い物が中心なのか、少し長い距離を走るのかによって、必要なバッテリー容量も変わります。
大切なのは「シニア向けだからこの自転車」と決めるのではなく、自分が使うときに何が気になるのかを考えること。
ここからは、
- できるだけ軽いものを選びたい
- 小柄でも扱いやすいものを選びたい
- 乗り降りのしやすさを重視したい
という3つの条件から、候補になる電動自転車を紹介します。
シニア向け電動自転車を条件別に3台紹介
ここからは、軽さや体格、乗り降りのしやすさなど、重視したいポイント別に電動自転車を3台紹介します。
どれが一番よいということではなく、自分が気になるところと照らし合わせながら候補を絞ってみてください。
軽さを重視するなら「パナソニック ビビ・SL・20」

「電動自転車は重くて扱えるか心配」という方は、まず車体重量を確認してみましょう。
パナソニックの「ビビ・SL・20」は、20インチのビビシリーズの中でも軽さを重視したモデルです。
電動自転車はバッテリーやモーターを搭載しているため車体が重くなりやすいですが、ビビ・SL・20は約19kg台。駐輪場で動かしたり、降りて押したりすることが多い方には気になる候補です。
20インチでフレームも低く、乗り降りのしやすさを考えて選びたい方にも確認しやすいでしょう。
一方で、軽さを重視している分、バッテリー容量や1回の充電で走れる距離は大容量モデルとは異なります。
近所の買い物や通院が中心なのか、長い距離を走ることが多いのかまで考えて選びたいモデルです。
小柄な方やシンプルな操作を重視するなら「ヤマハ PAS SION-U 20」

小柄な方や、できるだけ操作が分かりやすい電動自転車を探しているなら「PAS SION-U 20」も候補になります。
20インチの低床フレームを採用していて、適応身長の目安は133cm以上です。
アシストモードもシンプルなので、「いろいろな機能があっても使いこなせるか心配」という方には確認しておきたいポイントです。
また、車体重量は約21kg台。軽さだけを最優先するモデルではありませんが、体格に合う20インチの電動自転車を探している方なら比較候補にしやすいでしょう。
ただし、「適応身長に入っている=自分に乗りやすい」とは限りません。
実際にまたいだときの足つきやハンドルまでの距離なども含めて、自分の体格に合うか確認して選びましょう。
乗り降りのしやすさを重視するなら「ブリヂストン ラクット20」

「自転車に乗るとき、フレームをまたぐ動作が気になる」という方は、ブリヂストンの「ラクット20」も候補になります。
ラクットは足を大きく上げなくてもまたぎやすいフレームが特徴で、20インチモデルはサドル位置も低めに設定できます。
そのため、車体の軽さだけではなく、乗る・降りる動作を確認して選びたい方に比較してほしいモデルです。
ただし、ラクット20は約25kg台あり、今回紹介する3台の中では軽いモデルではありません。
「またぎやすいから扱いやすい」とは限らないので、駐輪場で押したり、方向転換したりするときの重さも確認しておきましょう。
軽さを優先するのか、乗り降りのしやすさを優先するのかで選択が変わってきます。
3台の違いを比較
| モデル | こんな方が比較しやすい | 車体重量の目安 | タイヤサイズ |
|---|---|---|---|
| パナソニック ビビ・SL・20 | 軽さを重視したい | 約19kg台 | 20インチ |
| ヤマハ PAS SION-U 20 | 小柄・シンプルな操作を重視したい | 約21kg台 | 20インチ |
| ブリヂストン ラクット20 | 乗り降りのしやすさを重視したい | 約25kg台 | 20インチ |
3台を比べても、軽いものと乗り降りしやすいものが必ずしも同じではありません。
まずは「自分は何が一番気になるのか」を決めると、候補を絞りやすくなります。
シニアが電動自転車を選ぶときに確認したいこと
候補になる電動自転車が見つかったら、スペックだけでなく、実際に自分が扱いやすいかも確認しておきましょう。
特に電動自転車は、乗っているときだけでなく、駐輪場で動かしたり、降りて押したりする場面もあります。
購入前には次のポイントを確認しておくと、候補を絞りやすくなります。
車体を押したり方向転換したりできるか
電動自転車の重さが気になるのは、走っているときよりも、降りて扱うときです。
駐輪場から出す、向きを変える、坂道で押すといった場面を考えて、無理なく扱える重さか確認してみましょう。
坂道などで押して歩く機会が多い方には、押し歩きをアシストする機能を備えた電動自転車もあります。
たとえば、パナソニックには「ビビ・L・20・押し歩き」のようなモデルがあります。
車体の軽さだけで決めにくい場合は、「降りてからどう扱うか」まで含めて比べてみると選びやすくなります。
▼ビビ・L・20・押し歩きタイプはこちら▼
無理なくまたげて、停車したときに足がつくか
タイヤサイズや適応身長だけでは、実際の乗り降りのしやすさまでは分かりません。
フレームを無理なくまたげるか、サドルに座ったときに足をつきやすいか、ハンドルまでの距離が自分に合っているかも確認したいところです。
同じ20インチでもフレームの形やサドルの高さは商品によって異なるため、数字だけで判断せず、できれば実際にまたいで確かめてみましょう。
普段どのくらいの距離を走るか
バッテリーは、容量が大きければよいというものでもありません。
近所の買い物や通院が中心なのか、少し離れた場所まで出かけることが多いのかによって、必要な走行距離は変わります。
1回の充電で走れる距離を比較するときは、普段の移動距離に対して余裕があるかを確認してみましょう。
また、走行可能距離はアシストモードや坂道、荷物の重さなどの走行条件によっても変わります。
買い物に使うなら駐輪するときまで考える
買い物に使う場合は、前カゴの大きさだけでなく、荷物を載せた状態で自転車を扱えるかも考えておきたいポイントです。
たとえば、よく利用するスーパーの駐輪場が狭かったり、自宅の駐輪場所までに段差があったりすると、車体の取り回しやすさが気になることがあります。
毎日のように使うなら、「走りやすいか」だけではなく、家を出てから駐輪するまでの使い方をイメージして選ぶと、自分に必要な条件が見えてきます。
電動自転車はできれば購入前に試乗して確認する
電動自転車は、車体重量や適応身長などの数字だけでは分からないこともあります。
特に初めて電動自転車に乗る方や、車体の重さ・乗り降りに不安がある方は、できれば購入前に試乗して確認してみましょう。
試乗するときは、走りやすさだけでなく、
- 無理なくフレームをまたげるか
- 発進するときのアシストに戸惑わないか
- 停車したときに自転車を支えやすいか
- 降りてから押したり方向転換したりできるか
- スタンドを無理なく立てられるか
といったところまで確認しておくと、自分に合うか判断しやすくなります。
特に電動自転車は、実際に乗ってみるとモデルによってアシストの感覚や車体の扱いやすさが違います。
「シニア向け」「軽量」といった表示だけで決めるのではなく、自分で扱ったときに無理がないかを確かめてみてください。
通販と実店舗は購入後のことまで比べて選ぶ
試乗したからといって、必ずその店舗で購入しなければならないわけではありません。一方で、価格だけを見て通販を選べばよいとも限りません。
試乗後に購入先を選ぶときは、価格だけでなく、組み立て・初期整備や購入後の点検・修理まで確認しておきましょう。
また、通販で購入して、実店舗で受け取りができる場合もあります(イオンやサイクルベースあさひ、カインズなど)。
シニア向け電動自転車まとめ
シニア向けの電動自転車は、「軽いものを選べばよい」とは限りません。
今回紹介した3台にも、それぞれ選ぶ理由があります。
- 軽さを重視したいなら「パナソニック ビビ・SL・20」
- 小柄な方やシンプルな操作を重視したいなら「ヤマハ PAS SION-U 20」
- 乗り降りのしやすさを重視したいなら「ブリヂストン ラクット20」
大切なのは、「シニア向け」という言葉だけで商品を選ぶのではなく、自分が電動自転車を使うときに何が気になるのかを考えることです。
車体を動かせるか、無理なくまたげるか、停車したときに支えやすいかなど、できれば実際に試乗して確認してみましょう。
毎日の買い物や通院など、普段の使い方に合った一台を選ぶための参考にしてくださいね。

